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解約予告は「移転先の契約や契約の目処が立ってから」提出するケースが多い
オフィス移転を検討し始めると、
「解約予告はいつ出せばいいのだろう?」
「契約前に出すべき?それとも契約後?」
と悩まれる担当者の方も多いのではないでしょうか。
私たちがサポートする30〜100坪程度のオフィス移転では、移転先の契約、または契約の目処が立った段階で解約予告を提出するケースが多くあります。
理由は、現在のオフィスを解約したあとに移転先が決まらなければ、希望条件を変更せざるを得なくなったり、スケジュール全体が崩れてしまったりする可能性があるためです。
もちろん、契約内容や解約予告期間によっては、契約前に解約予告を提出するケースもあります。
大切なのは、「契約前」「契約後」という形式ではなく、自社の契約内容や移転スケジュールに合わせて最適なタイミングを判断することです。
この記事では、解約予告を提出するタイミングと、提出前に確認しておきたいポイントを実務経験をもとに解説します。
この記事でわかること
- 解約予告を出す適切なタイミング
- 移転先の契約後に解約予告を提出する企業が多い理由
- 解約予告前に確認したい5つのポイント
- スムーズに移転するためのスケジュール管理
結論
解約予告は、「移転できる見込み」が立ってから提出するのがおすすめです。
退去日だけを先に決めてしまうと、
- 希望条件を妥協しなければならない
- 二重賃料が長引く
- 仮オフィスを検討することになる
- 比較検討する時間が足りなくなる
といったリスクが高まります。
そのため、候補物件を比較し、契約または契約の目処が立った段階で解約予告を提出する企業が多くあります。
なぜ移転先の契約や契約の目処が立ってから解約予告を出す会社が多いのか
オフィス移転では、
「退去すること」ではなく、「新しいオフィスで事業を止めずにスタートすること」
が重要です。
もし先に解約予告を提出すると、
- 希望していた物件が埋まる
- 貸主審査に時間がかかる
- 電気容量など設備条件が合わない
- 社内稟議が想定より長引く
といった理由で、移転計画を見直さなければならないことがあります。
退去日だけが決まっている状態では選択肢が狭まり、希望条件を変更しなければならないケースも少なくありません。
契約前に解約予告を提出するケースもある
一方で、すべての企業が契約後に解約予告を提出するわけではありません。
例えば、
- 解約予告期間が6か月以上ある
- 更新期限が迫っている
- 現在の貸主との調整が必要
- 入居希望時期が決まっている
このようなケースでは、契約前に解約予告を提出することもあります。
重要なのは、
「契約前か契約後か」ではなく、自社の契約内容とスケジュールを確認した上で判断することです。
解約予告前に確認は終わってますか?
解約予告を出す前に、まず確認しておきたいのが現オフィスの契約内容です。ここが起点になっていないと、残り4つの項目にかけられる時間が逆算できません。

現オフィスの契約内容を確認したか
特に確認したいのは、
- 解約予告期間
- 更新期限
- 原状回復条件
- 指定業者の有無
です。
契約内容によって、以下の4項目にかけられる期間が変わり、最適なスケジュールも大きく変わります。
契約内容が確認できたら、次は移転準備にどれくらい時間がかかりそうか、以下の4つを見積もっておきましょう。
希望条件が整理できているか
- エリア
- 坪数
- 予算
- 入居希望日
- 会議室数
- 将来の増員計画
これらが整理されていると、物件選びがスムーズになります。
社内稟議にどれくらい時間がかかるか
30〜100坪では、担当者だけで決裁できない企業も少なくありません。
役員会や本社決裁を経る場合、2〜4週間程度かかることもあります。
代表者の再内見は必要か
担当者が一次内見を行い、その後に代表者が確認する企業も多くあります。
人気物件では、その間に他社で契約が決まるケースもあるため、代表者の予定も早めに調整しておくことが重要です。
契約に必要な資料は揃っているか
契約時には、
- 決算書
- 登記簿謄本
- 印鑑証明書
- 会社概要
などの提出を求められることがあります。
貸主が法人の場合は、契約書案の作成や条件調整に数週間かかることもあります。
私たちが最初に確認すること
私たちは物件をご紹介する前に、
- 現在の契約内容
- 解約予告期限
- 入居希望日
- 社内稟議期間
- 原状回復期間
- 代表者のスケジュール
などを整理することがあります。
理由は、スケジュールを整理することで、
- いつまでに申込みが必要なのか
- どの物件を優先して検討すべきか
が明確になるからです。
オフィス移転では、物件探しだけではなく、移転全体の工程を管理することも重要です。
FAQ
Q. 解約予告は契約後に出すのが正解ですか?
ケースによります。
ただし、私たちがサポートする30〜100坪程度のオフィス移転では、移転先の契約や契約の目処が立った段階で解約予告を提出する企業が多くあります。
Q. 契約前に解約予告を出しても問題ありませんか?
契約内容やスケジュールによっては問題ありません。
ただし、移転先が決まっていない状態では、退去期限だけが先に決まり、希望条件を見直さなければならないリスクがあります。
Q. 解約予告を出した後にキャンセルできますか?
契約内容によりますが、解約予告は提出後に撤回が難しいケースもあります。
提出前に、移転先の見込みや全体のスケジュールを確認しておくと安心です。
Q. 現オフィスの契約内容を確認するには何を見ればいいですか?
賃貸借契約書の中の、解約予告期間・更新期限・原状回復条件・指定業者の有無に関する条項を確認します。
契約書が手元にない場合や内容が分かりにくい場合は、貸主や管理会社に問い合わせて確認する方法もあります。
Q. 社内稟議と物件探しは同時に進めても良いですか?
同時に進める企業も多くあります。
稟議に必要な資料(希望条件や候補物件の情報など)を早めに揃えておくことで、決裁のタイミングと物件確保のタイミングを合わせやすくなります。
Q. 仲介会社にはいつ相談すればいいですか?
おすすめは、解約予告を提出する前です。
契約内容やスケジュールを整理した上で物件探しを始めることで、無理のない移転計画を立てやすくなります。
まとめ
解約予告を出すタイミングに絶対の正解はありません。
ただ、私たちがサポートする30〜100坪程度のオフィス移転では、移転先の契約や契約の目処が立った段階で解約予告を提出するケースが多くあります。
重要なのは、退去日だけを先に決めることではなく、現オフィスの契約内容を起点に、退去・契約・入居までを無理なくつなげられるスケジュールを組むことです。
そのため私たちは、物件をご紹介するだけでなく、契約内容の確認、解約予告のタイミング、社内稟議、契約手続き、原状回復まで含めた移転スケジュールをご提案しています。
解約予告を提出する前に、移転スケジュールを整理しませんか?
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